トレーニング内容

【コミュ力を高める】コミュニケーション能力向上トレーニング【コミュ力を言語学的に解説】

Four Word English Studioは、国際的にコミュニケーションする力を身につけるための語学学校です。

巷ではよく「コミュ力が高い」や「あいつはコミュ障だ!」などと聞きますが、では一体、コミュニケーション能力というのはどのような要素で構成されているのでしょうか。

まずはここから考えていきたいと思います。

コミュニケーション能力の定義には様々な尺度がありますが、言語学の世界ではコミュニケーションには4つの能力があると言われています。

コミュニケーション能力向上トレーニングとは

現在の英語力であっても活用方法を学ぶことでもっとたくさんコミュニケーションが取れるようになる。そんな「コミュ力」を身につけるためのトレーニングです。

コミュニケーション能力その1・「言語能力」

これは文法・単語・発音などの正確な知識がどの程度あるのか、と考えて頂ければ大丈夫です。

これは言語の基本なので、単語も文法も全く知らずしてコミュニケーションを取ることは現実的ではありませんね。

これらは学校で習う知識なので、「英語の勉強=この言語能力の向上を目指す」と考えてしまう方もいるかも知れません。

もちろんそれは間違いではありませんが、英語でコミュニケーションする力を身につけるためには、あくまで1つの側面でしかないということは覚えておきましょう。

この能力を向上させるためには、やはり地道なインプット活動が大切になってきます。

単語をコツコツと積み上げ、文法も最低限は参考書などで基礎を固め、あとは質の良い多読・多聴を通じて、自然な言語運用を体得していきましょう。

また、インプットの質を上げるため、また発音能力を鍛えるためにも、音読やシャドーイングなども活用していきましょう。

コミュニケーション能力その2・「談話能力」

これは、それぞれの文を正しく論理的に繋ぐ能力と考えてください。上記の言語能力が「1文1文の正しさ」なら、この能力はそれらの「文を繋ぎ合わせた文脈の正確さ」となります。

文そのものが正しくても、てきとうな順番で話をしたり、論理的に構成されておらず伝わりづらい場合、この談話能力の不足が考えられます。

英語ペラペラな人に憧れる気持ちは強く理解できます。しかし、ただペラペラ喋っていても、中身が分かりづらければ「魅せるための英語」「自己満足のための英語」になってしまう恐れがあります。

しっかりと中身を伝えるためには、1文1文の正しさに加えて、文脈を正確に作り出す能力も磨いていく必要があります。

この能力を向上させるためには、まず日本語からしっかりと文脈を意識するように心掛けましょう。

日本人であれば1文ごとの正確さはほぼ問題ありませんが、文章を書くと伝わりやすい構成になっていないこともあるのではないでしょうか。

また、英語の場合ディスコースマーカーをある程度覚えておくことも重要です。

ディスコースマーカーは「談話標識」と訳されるように、ある程度使えるようになると、この談話能力の向上に大きく寄与します。

ディスコースマーカーには具体的には以下の機能があります。

ディスコースマーカー

理由:because / since / due toなど

比較:on the other hand / while / althoughなど

追加:besides / moreoverなど

具体化:for example / for instanceなど

要約:to sum up / in shortなど

これらをうまく使いこなし、分かりやすい文脈を作れるように心掛けていきましょう。

また、多読などをする際にこれらを意識するだけで、どのように使えばよいかが自然に理解できるようになってきます。談話能力に苦手意識のある方は、ぜひ多読の際に意識して読んでみましょう。

更に上のレベルを身に付けたい方は、フォーマルなアカデミックライティングの形式を覚えておくこともオススメです。

英語には英語を伝える論理があり、それを学ぶことで談話能力への感性が養われることが期待できます。

コミュニケーション能力その3・「社会言語的能力」

これは、相手や状況などのTPOに合わせて言語を使い分ける能力と考えておきましょう。例えば会社の上司に対しての言葉遣いと、友達に対する言葉遣いは大きく違います。

また、フォーマルな場所でのスピーチと、趣味仲間の前で何かを話す時でも、言葉遣いは変わります。これらをしっかりと使い分ける能力がこの社会言語的能力になります。

英語では日本語の敬語に完全に相当するものはありませんが、wouldやcouldを使って婉曲に表現することで敬語的な丁寧なニュアンスを帯びさせることができます。

しかしこのニュアンスは知識として知ることはそこまで難しくなくても、実際に使い分けることは結構大変です。そのため、まずは自分が必要な英語を喋る状況に合わせたインプットを取り入れることでここを鍛えていきましょう。

具体的に紹介すると、ビジネスシーンで英語が必要な人は、TOEICやビジネス英会話、またはビジネス関連の海外ドラマや映画などをインプットの教材にしましょう。

また友達をたくさん作りたい!という方は、ある程度スラングなどを交えた方が会話は盛り上がります。そのため、若者向けの海外ドラマや日常会話集などに目を通しておくと良いでしょう。

ただ、ビジネスでも日常会話でも、とりあえず丁寧な表現から優先して覚えた方が良いと私は考えます。こちらがノンネイティブではない場合、ちょっと失礼な表現を使ってしまってもある程度は汲み取ってくれると思います。

細かいニュアンスを気にしすぎて話せなくなる方が問題ですが、それでもなるべく相手へのリスペクトを表現しながら話せるようになった方が良いですね。

コミュニケーション能力その4・「方略的能力」

最後に紹介するのが、方略的能力です。これはコミュニケーション上の困難における戦略的な力、つまりコミュニケーションで困ったときになんとかして伝える力、と考えてください。

具体的説明します。例えば相手が難しい単語を使って、理解できない。なんとなーく聞き流してたら最後の方には話が全くわからなくなっていた。そんな時にこの方略的能力が役立ちます。

テストではこうはいきませんが、コミュニケーションをしている時であれば、その単語、なんて意味?と聞いたり、その単語を別の言葉で言って!とか、積極的に質問することでコミュニケーションを成立させることができます。

また、理解がやや曖昧だと感じたとき、それってこう言う意味だよね?と自分の言葉で言い換えることも大切です。

スピーキングにもこの能力は大切です。例えば「昨日文法の参考書読んだんだけど」と言いたいけど「文法の参考書」(grammar reference book)をなんて言っていいのかわからない。

そんな時は別の言葉で説明できるか考えてみます。

例えば「a book for learning grammar」とか「a grammar textbook」などのように、自分の知っている言葉で表現できることもとても大切な英語力の一つです。

Four Wordでは、この方略的能力を高めるための専用トレーニングを実施しています。

もちろん十分なインプットがなければ言語習得はあり得ませんが、限定的な英語力の中でも発想を変えることでしっかりとしたコミュニケーションを取れるようになってほしい。

今の英語力であっても活用方法を学ぶことでもっとたくさんコミュニケーションできる。そんな力を身に着けるためのトレーニングになります。

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Yumi
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Four Word English Studio&TARGET Global English Academyのゼネラルマネージャー・カリキュラム開発者・講師トレーニング担当。ガテン系→フィリピン留学→海外就職→TOEIC955取得→TOEIC講師→Four Word立ち上げ→現在。と、かなり変わった経歴ですが、英語学習は戦略的に行うべきという信念に基づき、言語学的・心理学的なアプローチを日々模索しつつカリキュラム作成・講師トレーニングに取り組んでいます。